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「浸水対策ナビ」マガジン
手軽に浸水対策ができるようになり、ほんとうに心まで軽くなった。
「浸水対策ナビ」マガジン【No.14】
かつては十数年に一度あるかないかの水害に、毎年悩まされるようになったという声が聞かれるようになりました。
今回ご紹介する導入事例の建物も、そうした地域に立地しています。
お客様に弊社の「オクダケ」の導入理由やその効果について取材させていただきました。

インタビュー:(有)伊藤製罐工業様
・導入先:テナントビル「ガーデンアイ」様
・所在地:愛知県津島市
・建物の特徴:地上3階建て(1F・2Fテナント/3Fオーナーご自宅)
・浸水リスク:0.3~1.0m未満(出典:津島市防災ハザードマップ)
・導入製品:オクダケ(店舗の出入口/ビル裏口)
      オクダケW(ビル正面エントランス)

【お客様の声:オーナー 伊藤様】
集中豪雨による浸水被害が増え、土のうでの対応に限界を感じていた。

建物は駅前の商業地域に立つテナントビルです。
3階建てで1・2F部分を貸店舗に、3F部分を自宅にしています。
建築当時は浸水の心配はなかったため、1F店舗の入口を道路より少し下げて設計しました。 そこが近年の集中豪雨で浸水するようになりました。

目の前の道路を車が通ると波が起き、30cm位まで水位が上がることも。

浸水は10cm程度ですが年2・3回は被害があります。
土のうで対応していましたが、毎回の設置は大変で、使用後は悪臭もひどく困っていました。
そこで2017年にテナントのリフォームをした際、リフォーム業者さんに浸水対策を相談したところ、「オクダケ」を勧められたことが導入のきっかけです。

★集中豪雨当日の様子

【選ばれた理由】
レールにパネルをはめるだけで、誰でも設置できる手軽さが何より。

採用の決め手は、なんといっても設置の手軽さでした。
実際、土のうを積んでいたときは1カ所に30分かかっていた時間が、「オクダケ」ならおよそ5分で済んでいます。急な設置も本当にラクになりました。私が不在のときは妻が設置していますが、軽くて助かると言っています。
気象予報で判断し、夜中に設置することもありますが、レールにパネルをはめるだけなのでスマートフォンのライトでも作業ができるほど簡単です。

建物の出入口にパネルを設置するだけで水の侵入を確実に防ぐ。

【設置までの流れ】
工事はレールを設置するだけ。スピーディーで、見た目もスッキリ。

まずは現地を見てもらい、設置が必要な場所を確認したうえで見積もりをもらいました。
1F店舗の入口とビルの裏口には「オクダケ」を、正面エントランスには広いスペースをカバーできる「オクダケW」を設置することに決め、正式に発注してから納品までは非常に早かったですね。
工事はレールを取り付けるだけなので、うちでは3カ所に設置しましたが、たしか半日も掛かりませんでした。外観の変化もほとんど気にならず、店舗の営業にも支障なく工事が完了したのでテナントさんにも喜ばれました。

建物の外観に調和するスマートなデザインのパネルとレール。

【導入後の効果】
以前の苦労が何だったのかと、すべての点で満足している。

そんな中、2022 年7月9日、ついに建物周辺地域で浸水災害が発生しました。
大雨が発生したのが深夜だったため、スマートフォンのライトのみで作業をしたのですが、
あらかじめ設置してあったレールにパネルをはめるだけなので、簡単に、すぐにセットして、
浸水被害を防ぐことができました。

集中豪雨当日の写真

止水性能の面でも非常に満足しています。
土のうの場合、最初は水を防いでいますがしばらくするとどうしても隙間から漏れが生じて、雨が長く続くと土のうを積んでいる意味がなくなってしまうこともありました。
「オクダケ」を設置してから、水漏れの心配は一切なくなりました。使用後はパネルをリアカーに積んで置いておき、いつでも出し入れしやすいようにしています。湿った土のうを置いておくのは衛生的にも気になっていたので、心まで軽くなり、使うたびにほんとうによかったと思わせてもらっています。

広い通路も2本のレールだけでガードできるワイドなパネルの「オクダケW」。

【弊社担当者より】
企業防災に水害リスクの想定が欠かせない時代です。

近年、国内で浸水被害が増加し、これまで水害がなかった地域にも被害が及ぶ可能性が考えられるようになりました。もしも自社の施設が浸水したらどうなるか、イメージしたことはあるでしょうか?建物内の清掃、修理、消毒、使えなくなった備品の廃棄、買い替えなど、費用も時間も想像以上にかかります。
今回ご紹介した(有)伊藤製罐工業様では、防水板導入により、地域を襲った集中豪雨の際にも建物を浸水被害から守ることができ、いち早く復旧されていました。
建物の浸水の可能性を確認し、企業防災の一つとして水害のリスクについて考えてみてはいかがでしょうか。

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