定期点検・保守点検
シャッターは開閉したい時に確実に作動するように維持していくことが大切です。故障などのトラブルを未然に防止するためにお客様自身による自主点検が法律でも義務づけられており、お客様自身の「日常の正しいお取り扱い」と「自主点検」も大切ですが、さらに専門メーカーによる「定期点検」を行うことが必要となります。
民法第717条においては、土地工作物などの所有者・占有者は建物の維持管理に瑕疵があってこれにより他人に損害を与えた場合には、損害賠償の責任を負わねばならないとされており、シャッターはその対象に含まれます。また建築基準法・消防法では防煙・防火シャッター等について防火管理者の自主点検が義務付けられています。
点検項目
開閉駆動装置関係
開閉器
ローラーチェーン
スプロケット
巻取りシャフト
軸受ブラケット
軸受け
スラット・ケース
スラット
座板
押車
ガイドレール
ケース
電気関係
シャッター制御盤
リミットスイッチ
押ボタンスイッチ
※座板感知装置
※危害防止装置
防災関係
自動閉鎖装置
手動閉鎖装置
※温度ヒューズ装置
※連動制御器
※熱感知器
その他
点検口の状況
■シャッター構成部材
※印のものはシャッターによっては点検項目に含まれない場合があります。
修理・一般点検
シャッターが「閉まらない・開かない・動かない」など、万一の故障やトラブルから、日常ご使用時でのお困りなどにも対応しています。
お近くのメンテナンス支店、営業所にお問い合わせください。
シャッターを長持ちさせるコツとご注意
シャッターを日常安全に正しくご使用いただくことが、故障の軽減、長持ちにつながります。
ここでは、長持ちさせるコツをご紹介します。
どの種類のシャッターも開閉中は危険ですから、人の出入りは絶対に避けてください。
シャッター降下ライン上に障害物がないか確認してから閉めてください。
常時使わないシャッターも、月に数回動かして正常に作動することを確認してください。
作動中のシャッターを逆方向へ操作しようとするときは、必ず停止ボタンを押して一度停止させてから次の操作に移ってください。
開閉の押ボタンを同時に押すことはしないでください。
このようなことで、お困りの時
・障害物感知装置の取付けをおすすめします。
動かすと他の部位まで損傷する可能性があります。お近くの支店・営業所にご連絡をお願いいたします。