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「浸水対策ナビ」マガジン
浸水対策用品はどこに売ってる?
増加する水害リスクから建物を守る浸水対策の選び方と導入ポイント
「浸水対策ナビ」マガジン【No.32】
近年、線状降水帯による集中豪雨や大型台風の影響により、浸水被害が増加しています。被害を最小限に抑えるには、浸水対策が欠かせません。浸水対策を検討するにあたり、「手軽に導入できる対策は?」「導入する際は何に注意するべき?」などは気になるところかと思います。

本記事では、手軽に導入できる浸水対策の種類とそれぞれの効果について詳しく解説します。浸水対策に関する意識を高め、予期せぬ浸水被害から大切な財産と生活を守りましょう。

ホームセンターで購入できる浸水対策用品

浸水対策を考えるとき、身近なところでは、ホームセンターやインターネット通販を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
どういったものが販売されているのか、詳しく見ていきましょう。

土のうは、最も一般的な浸水対策の一つとして知られています。ホームセンターで購入できる土のう袋に土や砂を詰めて使用する簡易的な浸水対策で、特に緊急時の一時的な対策として効果を発揮します。

土のうは自治体によっては無料配布が行われることもあり、入手は比較的容易です。しかし、土や砂を充填する作業には時間と労力を要します。また、土の代わりに水を入れる水のう袋もあります。土のうよりも積み上げが難しい点と、浸水高が深くなると浮いてしまう点は要注意です。

土のうは軽度の浸水に対して効果を発揮しますが、豪雨による強い水圧がかかる状況では、確かな効果は期待できません。また、設置には時間も労力もかかるため、早めに取りかかる必要があります。

L字型防水板(止水板)はL字型をした防水パネルで、簡易止水壁と呼ばれることもあります。玄関やガレージなどの開口部に設置する浸水対策用のパネルで、一部のホームセンターでも取り扱いがあります。メーカーによって性能はさまざまですので、どの程度の効果が見込めるのか確認しましょう。

比較的軽量で置くだけで簡単に敷設できるため、土のうよりも利便性は高いと言えますが、価格はL字型防水板(止水板)のほうが高くなります。また、取り付け方法や設置環境によって防水性能に差が出る点には注意しましょう。

排水ポンプは、水が溜まった場所から水を汲み上げて排出するための機器です。 ホームセンターで探す場合、通常は電動工具コーナーや園芸用品コーナーに置かれていることが多く、水中ポンプや汚水ポンプとも呼ばれています。

土のうや防水板のような水の侵入を防ぐ対策とは違い、床下や敷地内に溜まった水を速やかに排出して浸水被害を広げないための対策品になります。 用途によって清水用、汚水用に分類されますが、浸水対策の場合は多少の砂や泥が混ざった水に使用できる汚水用が一般的です。

注意点としては、電動式のため、停電時には使用できません。そのため、発電機などの準備も考慮する必要があります。また、排水ポンプで汲み上げた水の適切な排水場所を検討しましょう。

防水板の効果と必要性

ホームセンターでは、浸水対策用品を手軽に入手できる点はメリットと言えますが、専門メーカーが提供する高性能な浸水対策用品でも、比較的簡単に導入できるものもあります。
ここでは、防水板(止水板)のメリットなどについて、設置事例も交えて解説します。

防水板の最大のメリットは、確かな防水性能です。専門メーカーによる現場調査と適切な設置により、高い防水効果が期待できます。カスタマイズ性も高く、さまざまな建物の開口部にピッタリとフィットする製品を選ぶことができるでしょう。特に、指定避難所や建物の電気室など、インフラ維持に関わる場所こそ、高性能な防水板の導入が必要です。

防水板の導入時には専門メーカーによる工事が発生することが多いですが、豪雨などで実際に防水板を使用する際は比較的設置も容易で、緊急時にも素早く対応できます。土のうのように重い資材を運んだり、使用後の処理に手間がかかったりすることもありません。また、修理やメンテナンスに対応していることが多く、長期的な視点では費用対効果も高いと言えます。

鈴木シャッターの防水板(止水板)のご紹介

鈴木シャッターでは、都市部の浸水対策に特化した防水板「アピアガード」シリーズを展開しています。「アピアガード」は一台一台を受注生産しており、設置場所や環境に合わせた細かなカスタマイズが可能です。また、短時間で設置可能な設計が特長で、急な集中豪雨から建物を守るための信頼性の高い防水商品です。企業や家庭での導入実績は6,000件以上。専門スタッフによる設置サポートと充実したアフターサポートもあり、安心して利用できます。

ラインナップには、手動跳ね上げ式の起伏タイプやシートタイプ、アーチタイプ、上部収納タイプ、防水扉、脱着タイプ、簡易脱着タイプなど、多様な製品が揃っており、オフィスや店舗の出入口、ビルやマンションの地下駐車場、地下街の出入口、工場や倉庫の外構部出入口、戸建て住宅の玄関や勝手口など、さまざまな場所で活用できます。

水害対策は早めの準備が肝心です。鈴木シャッターでは、お客様の環境に合わせた防水板をご提案いたします。

まとめ:適切な浸水対策で安心を手に入れましょう

浸水対策には、緊急時に入手しやすい簡易的な対策から、専門メーカーによる防水板まで、さまざまな選択肢があります。ホームセンターで購入できる簡易的な対策用品は、手軽に入手できる反面、大規模な水害には対応できない可能性があります。

高い防水機能を備えた防水板は、優れた防水性と耐久性を備え、建物や設備の浸水リスクを大幅に軽減できます。特に、地下施設や重要な設備がある場所では、専門メーカーによる現場調査と適切な製品選定が重要です。有事の際にしっかりと対策の効果を発揮するために、専門メーカーへの相談をおすすめします。適切な防水板の導入で、浸水被害を未然に防ぎましょう。

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