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シャッターコラム
シャッターが動かない!
自分でできる原因チェックと対処法
ある日突然、「シャッターが上がらない」「異音がして止まってしまう」といった不具合が起きたら、誰もが一刻も早く解決したいはずです。その原因には、電気系統や機械的な故障、安全装置の誤作動など、さまざまケースが考えられます。シャッターメーカーによる適切な対応が必要ですが、原因によっては自分で一時的に対処できる場合もあります。今回は、シャッターのトラブルで困ったときに、まずは自分で行える原因チェックと応急措置について、わかりやすく解説します。

よくある症状別の原因チェックと応急措置

シャッターのトラブルにはいくつか代表的なものがあります。そこで、よくある症状別に、安全にできる範囲の原因チェックと応急措置の方法を紹介します。急ぐときほど一つひとつの項目を落ち着いて確認することが解決への近道です。それらに当てはまらない場合は、シャッターケース内部などに他の原因が考えられます。シャッター本体や取扱説明書に記載されたメーカーのコールセンターに連絡することをおすすめします。

まずはシャッターの構造と各部を図でご紹介します。

□ 押しボタンスイッチの降下ボタンを押しつづけてみる
□ リモコンが電池切れしていないか
□ ガイドレールの歪みがないか
□ ブレーカーが落ちた状態になっていないか
□ ガイドレールに異物詰まりや座板に凍結がないか
□ 手動式の場合は、開錠忘れがないか

・ 押しボタンスイッチを押しつづけると下がる場合は、安全装置(障害物感知装置)の電池交換を行う
・ リモコンの電池交換を行う
・ 異物が安全に取り除ける場合は除去する
・ 凍結の場合は、座板にぬるま湯または解氷スプレーをかける
・ 施錠してあった場合は開錠し、鍵の半掛かりにも注意

・ スラットのずれ
・ モーターの故障(ギア摩耗、内部ショート)
・ 制御盤や配線トラブル(基板故障、断線)
・ バネや巻取シャフトの破損

□ ガイドレールや座板に変形または異物詰まりがないか
□ 安全装置(障害物感知装置付きの場合)が電池切れしていないか
□ ガイドレールの歪みがないか

・ 異物詰まりの場合は除去する
・ 安全装置(障害物感知装置付きの場合)の電池交換を行う

・ 安全装置(感知部)の誤作動
・ 安全装置(コードリール)の断線
・ スラットのずれ

□ 鍵が半掛かりになっていないか
□ ガイドレールの歪みがないか
□ ガイドレールが錆びていたり、砂埃などで汚れていないか

・ 鍵を差し込み直して、しっかりロックが外れているか確認する
・ ガイドレールの錆や汚れを除去する

・ バネの劣化
・ 巻取りシャフトの損傷
・ ガイドレールの歪みや変形

□ ガイドレールとスラットの潤滑不足はないか
□ スラットに変形がないか(内部機器との摩擦により異音が発生)
□ スラットが経年劣化していないか

・ ガイドレールに潤滑剤を塗布する(潤滑剤の接触や液だれによる汚れに注意)
・ 錆びている場合は、錆取りスプレーで錆を除去してから潤滑剤を差すと効果的

・ キーキー音:潤滑・軽度摩耗
・ ガリガリ音:摩耗・ズレ進行
・ バキバキ音:構造部不良

□ シリンダー錠(鍵穴の機構)の潤滑不足はないか
□ 錠受け(錠が収まる凹み)に異物が混入していないか

・ 鍵穴に潤滑剤を塗布する
・ 錠受けから異物を除去する

・ シリンダー錠(鍵穴の機構)が摩耗や変形、破損している

□ 非常スイッチの誤操作をしていないか(上げてもすぐに下がる)

・ 非常スイッチの誤操作の場合は、復旧ボタンを長押し。(復旧ボタンが無い場合はシャッターメーカーに連絡)

・ 異常表示ランプが点滅している(制御系統異常)
・ 自動火災報知設備連動による誤作動が起きている

シャッター修理はプロに任せるのが望ましい理由

少しでも早く直したいシャッターのトラブルですが、ここまでに挙げた安全にできる範囲の原因チェックと応急措置以外は、自己修理ではその最中に思わぬ危険を招いたり、故障を悪化させたりするリスクがあります。

機械系の故障の場合は、巻取りシャフトに蓄えた力が大きいため、誤って手や指を巻き込まれたり、スラットが急降下したりした際に大きな事故につながる可能性があります。
電気系の故障の場合は、作業時に電源を切った後、正しい手順で放電を行わないと、残留電荷によって感電や発火の恐れがあります。また、誤配線は発火や漏電を招き、非常に危険です。

防火シャッターは、建築基準法に基づく防火設備のため、防火設備定期検査を有資格者が実施し、行政への報告が義務づけられています。さらに、部品交換や修理は、メーカー基準に従い、メーカーによる対応が一般的です。不適切な作業により性能が確保されない場合は、防火設備定期検査で不適合となることがあります。
また、シャッターは製品ごとに構造や復旧方法が異なるため、対応技術や部品手配の面からも、メーカーへの依頼が最も確実です。

プロによる点検の様子

点検口

シャッターボックス内部

障害物感知装置

スムーズで安心な点検は専門メーカーへ

シャッターの不具合は、まず落ち着いて状況確認を。応急措置は安全にできる範囲で行いましょう。正しい知識がない状態での自己修理は大きな危険を招く恐れがあります。あわせてメーカーによる定期点検の導入をご検討ください。純正部品の使用や適切な調整、法令に沿った対応を確保するとともに、定期点検によってトラブルを未然に防ぐことで、事故や停止のリスク低減とBCP(事業継続計画)の強化にもつながります。


メーカーを問わず、シャッターの不具合や気になる症状は、全国の鈴木シャッターまでお気軽にご相談ください。お問い合わせの際、次の情報をご準備いただくと、よりスムーズにご案内できます。

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